2014年度(平成26年度)
本年度の学習会予定と報告を掲載しています。
参加を希望される方は,問い合わせ先までご連絡ください。
第12回学習会【終了しました】
- 5月26日(月) 19時
- 広島市心身障害者福祉センター 第2会議室
- 臨時総会(事業計画,決算等)
- 学習会:医療系「網膜色素編成症」(白根)
- データ納入期限 5月16日(金)
- 参加申込み期限 5月19日(月)
- 臨時総会 19:00~19:30
第12回学習会
1.開会あいさつ(5分) 19:30~19:35
2.テーマ「網膜色素変性症について」 19:35~20:35
医療法人 しらね眼科 院長 白根雅子氏
3.告知事項(5分) 20:35~20:50
4.閉会のあいさつ(5分) 20:50~20:55
- 視覚障害者の全体的な数や失明原因からはじまり,眼の構造や機能
網膜色素編症の易学3千から4千人に1名が発症。国内に5万人,世界で150万人が発症しているといった。
症状は,夜盲・求心性視野狭窄・羞明(光を取り入れようと視細胞が一生懸命働いているので,まぶしさを強く感じる)。錐体細胞が弱らない限りは視力は温存される。
診断は,一般検査,ERGなどが利用される。
合併症は,白内障(後嚢下白内障),網膜浮腫(原因がよく解明されていない。炎症が関与しているのでは?という指摘がある。),難聴が多い。
治療には,薬物治療,移植治療,人工網膜,網膜再生治療,遺伝子治療などがある。現在,保険で認められているのは,アダプチノールという薬物治療である。そのほかに,ビタミンA,レスキュラ,網膜循環改善剤などがある。網膜移植は胎児の網膜を移植するもので海外で行われ効果が報告されている。日本では倫理的な観点からも行われていない。人工網膜は人工視覚ともいわれる。網膜に板状のチップを埋め込んで光を電気信号に変えて網膜に刺激を伝えるという仕組みである。この治療はAMDなどにも応用が進んでいる。この治療は緑内障のような神経が弱る疾患には適用ではない。遺伝子治療は原因の遺伝子を修復する,網膜色素上皮に保護する遺伝子を入れて網膜色素上皮を保護する,別の細胞に遺伝子を入れて視細胞に似た細胞を作るといった3つの治療が提案されている。有力な方法は2番目である。網膜再生治療はiPS細胞を用いた治療。現在は形態学的にはうまく進んでいる。拒絶反応が起こりにくい,倫理的な問題が少ないといった利点があるが,癌化する可能性がまったくないとはいえない点,周りの細胞との関連性などを今後検証する必要がある。このような最先端の治療を行っても,視力が完全に回復することは望めない,見えない状態からロービジョンの状態にすることが,さしあたりの目標である。したがって,ロービジョンリハビリテーション,生活訓練,福祉サービス情報の取得,法律の熟知,実態に応じた有効な診断書・意見書の作成とセットで考えておく必要がある。
などの内容について,具体的な写真や図を用いながらわかりやすく説明していただきました。
今回の資料は,通常版(PPT),拡大版カラー,拡大版白黒,点字版,音声CD版をご用意しました。
参加者:40名
第13回学習会
- 8月3日(日) 14時ー17時 40名
- 広島市心身障害者福祉センター 会議室3
- 学習会:歩行訓練について(萬)
- データ納入期限 7月25日(金)
- 参加申込み期限 7月28日(月)
- 暑気払い
第14回学習会
- 9月24日(水) 19時
- 学習会:検査について(上原)
- データ納入期限 9月12日(金)
- 参加申込み期限 9月16日(火)
- 本会は,台風のため中止となりました。
第15回学習会
- 11月24日(月・祝日) 13時
- 学習会:他の地域に学ぼう(福岡編)(氏間)
- データ納入期限 11月14日(金)
- 参加申込み期限 11月17日(月)
-
時間:14時00分 ~ 16時30分(会場予約:13:00-17:00)
場所: 広島市心身障害者福祉センター
〒732-0052 広島市東区光町二丁目1番5号
電話:082-261-2333(代表)
1.開会あいさつ(5分) 14:00~14:05
2.参加者紹介(15分) 14:05~14:20
3.講演(90分) 14:20~15:50
テーマ 他の地域に学ぼう「視覚障害者の福祉・医療・教育について」
宮崎 涼二(みやざき りょうじ)氏(福岡市立心身障がい福祉センター)
講演 90分
福岡市の視覚障害を中心とした福祉施策の現状とこれまでの歩みについて講演いただきました。当事者団体,ボランティア団体,福祉施設のことなど幅広くお話いただきました。 同行援護については,理由があれば時間の上乗せができたりするのは当事者目線でよい方法だと思いました。
学習会資料(PDF)
4.質疑・意見交換(30分) 15:50~16:20
5.告知事項(5分) 16:20~16:25
6.閉会のあいさつ(5分) 16:25~16:30
7.後片付け・閉室 16:30~17:00
資料代:200円
- 忘年会
第16回学習会
- 1月12日(月・成人の日) 13時
- 学習会:福山での学習会(佐々木)
- データ納入期限 12月26日(金)
- 参加申込み期限 1月6日(月)
-
2015年1月12日(月・祝日) 14:00~16:30(会場予約:9:00-17:00)
会場:福山すこやかセンター 3階マンパワー視聴覚室
福山市三吉町南2丁目11-22
TEL (084)928-1340
1.開会あいさつ(5分) 14:00~14:05
2.参加者紹介(15分) 14:05~14:20
3.講演(90分) 14:20~16:20
テーマ 広島の視覚リハについて考えよう
はじめに、福山市の状況について藤井貢氏に説明していただきました。広島県内の視覚障害リハビリテーションに関する調査を行政と当事者に実施しました。その結果を佐々木副会長と奈良井事務局長が発表し、今後の視覚リハの進むべき方向について話し合いました。
4.告知事項(5分) 16:20~16:25
5.閉会のあいさつ(5分) 16:25~16:30
6.後片付け・閉室 16:30~17:00
- 新年会
第4回定期総会
- 日時:2015年3月21日(土)13時~
- テーマ:「アンケート報告 みんなで考えよう広島県の視覚障害リハビリテーション」
- 詳細については「行事」のページをご参照ください。